トムパパの好奇心日記

日常の中で見つけた小さな好奇心を、トムと一緒に楽しんでみませんか?

「置いてないから安心」は危険だった。7〜8か月で本当に気をつけたい10のこと


はじめに

前回の記事では、

「うちは大丈夫」が一番危ないと実感した朝|誤飲寸前で学んだ環境づくり

として、わが家で実際に起きた「誤飲寸前」のヒヤリ体験をご紹介しました。

「誤飲するような物は置いていない。」

そう思っていたにもかかわらず、我が子は金属クリップを壊し、小さな部品を作り出してしまいました。

幸い事故にはつながりませんでしたが、この経験をきっかけに、「今の月齢では他にどんな事故が起こりやすいのだろう?」と改めて調べてみました。

すると、7〜8か月頃は赤ちゃんの行動範囲が一気に広がり、家庭内事故が増え始める時期であることが分かりました。

今回は、公的機関や専門機関の情報を参考にしながら、新米パパ・ママが特に気を付けたいポイントをまとめます。


なぜ7〜8か月は事故が増えるの?

7〜8か月頃は赤ちゃんの成長が一気に加速します。

  • ハイハイが始まる
  • おすわりが安定する
  • 四つ這いで自由に移動する
  • 指先で物をつまめるようになる
  • 興味を持った物は何でも口へ運ぶ

つまり、

「行ける場所」と「触れる物」が急激に増える時期です。

さらに、この頃は「探索行動」が盛んになります。

赤ちゃんは、見たり触ったりするだけでなく、口に入れて物の形や硬さ、感触を確かめながら学習しています。

これは正常な発達過程ですが、その分、家庭内事故も起こりやすくなります。

昨日届かなかった場所に今日は届く。

昨日握れなかった物を今日はつかめる。

だからこそ、「昨日まで安全だった家」が今日には危険になることも珍しくありません。

公的機関も注意喚起

消費者庁や国民生活センターでは、乳幼児の家庭内事故の中でも誤飲・転落・やけどについて繰り返し注意喚起しています。

また、厚生労働省「健やか親子21」では、不慮の事故は乳幼児の重要な健康課題の一つとされ、家庭内の環境整備の重要性が示されています。

誤飲事故は、生後7〜11か月頃から増え始め、1歳前後で特に多くなることが知られています。

また、東京消防庁の救急搬送データでも、乳幼児事故の多くは自宅で発生しています。

つまり、

事故は特別な場所ではなく、毎日過ごす家の中で起きているのです。


① 誤飲|「置かない」だけでは足りない

これは私が今回、一番学んだことです。

「飲み込める物は置いていない。」

私たち夫婦もそう思っていました。

幸い、事故にはつながりませんでした。

しかし、今回の出来事から痛感したのは、

「危険な物を置かない」だけでは誤飲は防げないということでした。

赤ちゃんは、大人が想像しない方法で物を壊し、新たな危険を作り出すことがあります。

なぜ誤飲が起こりやすいの?

7〜8か月頃になると、親指と人差し指を使って小さな物をつまめるようになります。

さらに、興味を持った物は反射的に口へ運びます。

これは「探索行動」と呼ばれる正常な発達で、口を使って物の形や硬さを学んでいます。

そのため、この時期は誤飲事故が増え始めます。

だからこそ、「小さい物は置いていないから大丈夫」ではなく、「壊れたらどうなるか」まで考える視点が必要なのだと感じました。

わが家で見直した誤飲対策

今回の出来事をきっかけに、妻と「次は運が良かったでは済まされない」と話し合い、家の中を見直しました。

私たちが決めたことは次のとおりです。

テレビ台の収納を見直す

万が一引き出されても危険がない物だけを収納し、小さな部品や工具などは別の場所へ移動しました。

引き出しロックを取り付ける

「まだ開けられないだろう」ではなく、開けられるようになる前に対策することにしました。

赤ちゃん目線で家の中を再点検する

床だけではなく、

  • テーブルの端
  • 家具の縁
  • 吊るしている物
  • 飾っている小物

まで見直しました。

さらに今回は、

「壊れたら小さな部品にならないか」

という視点でも確認するようにしました。

突進して落とせそうな物は片付ける

最近はハイハイの勢いも強くなり、家具へ一直線に向かうこともあります。

リモコンや飾り物、テーブルの上の小物など、落下して誤飲につながる可能性がある物はできるだけ置かないようにしました。

リビングには危険な物を置かない

一番長く過ごすリビングだからこそ、一番安全な場所にしたい。

そう考え、

  • ボタン電池や乾電池は置かない
  • 薬はリビングで保管しない
  • 飲み込める大きさの磁石は処分する

ことを夫婦で決めました。

ゴミ箱も見直す

今まで使っていたゴミ箱は軽く、最近の我が子なら倒してしまいそうです。

ゴミ箱の中には電池や薬の包装、小さなプラスチック片などが入ることもあります。

そこで、重くて倒れにくく、フタも簡単には開けられないタイプへ買い替えることにしました。

今日からできる誤飲対策

  • 手が届く場所に物を吊るさない
  • 壊れやすい物は子どもの近くに置かない
  • 劣化したクリップや洗濯ばさみは交換する
  • 赤ちゃん目線で部屋を見直す
  • 「壊れたらどうなるか」まで考える
  • ボタン電池・磁石・薬は生活スペースに置かない
  • ゴミ箱も誤飲リスクとして考える

② 転落|昨日できなかったことが今日はできる

ベッドやソファからの転落は、乳児の事故で非常に多くみられます。

「まだ寝返りだけだから」と思っていても、突然大きく移動することがあります。

今日からできる対策

  • ベッドに一人で寝かせない
  • ソファの上には置かない
  • おむつ替え中も手を離さない

③ やけど|抱っこ中こそ注意

赤ちゃんはテーブルクロスやコップにも興味津々です。

熱い飲み物を引っ張ってしまう事故は少なくありません。

今日からできる対策

  • マグカップはテーブルの奥へ
  • 炊飯器やケトルの蒸気にも注意する
  • 抱っこしながら熱い飲み物を持たない

④ 指はさみ

ハイハイが始まると、ドアや引き出しを触る機会が増えます。

今日からできる対策

  • ドアストッパーを活用する
  • 引き出しロックを付ける
  • 開閉時は赤ちゃんの位置を確認する

⑤ 感電

コンセントやコードは赤ちゃんにとって魅力的なおもちゃです。

今日からできる対策

  • コンセントカバーを付ける
  • コードをまとめて隠す
  • 電源タップは家具の裏へ設置する

⑥ 溺水

溺れるのは浴槽だけではありません。

バケツや洗面器、ペットの水入れでも事故は起こります。

今日からできる対策

  • 浴室には一人で入れない
  • バケツに水を残さない
  • 浴槽の残り湯を放置しない

⑦ 家具の転倒

つかまり立ち前でも家具を引っ張ることがあります。

今日からできる対策

  • テレビを固定する
  • 本棚やチェストを壁に固定する
  • 重い物は下段へ収納する

⑧ 離乳食の窒息

離乳食が進む時期だからこそ、窒息事故にも注意が必要です。

特に注意したい食品

  • ブドウ
  • ミニトマト
  • ナッツ
  • もち

月齢に合った硬さ・大きさで与えましょう。


⑨ 感染症

行動範囲が広がると、床やおもちゃからウイルスをもらう機会も増えます。

今日からできる対策

  • 手洗いを習慣にする
  • おもちゃを定期的に洗う
  • 家族の体調管理も大切にする

⑩ 「昨日まで大丈夫」は通用しない

これが今回、一番伝えたいことです。

私たちも「まさかクリップを壊すなんて」と驚きました。

でも、それが赤ちゃんです。

毎日成長し、毎日できることが増えます。

昨日届かなかった場所。

昨日壊せなかった物。

昨日開けられなかった引き出し。

それが今日はできるようになります。

だからこそ、

親も毎日「安全」をアップデートする必要があります。


新米パパへ伝えたいこと

私たちは今回、本当に運が良かっただけでした。

もし部品が口の中に入っていたら…。

そう考えると、今でもゾッとします。

育児に100点はありません。

人は必ずミスをします。

だから大切なのは、

「ミスをしないこと」ではなく、「ミスをしても事故につながらない環境」を作ること。

今回の出来事を通して、私たち夫婦も「まだまだ見直せることがある」と気付きました。

子どもは毎日成長し、親の想像を超えてきます。

だからこそ、親の知識や環境づくりも、子どもの成長に合わせてアップデートしていくことが大切だと思います。

この記事が、皆さんのご家庭で環境を見直すきっかけとなり、お子さんの事故を一つでも防ぐことにつながれば、とてもうれしいです。


参考文献・参考資料

  • 消費者庁「乳幼児の誤飲事故・家庭内事故に関する注意喚起」
  • 国民生活センター「乳幼児の誤飲・事故防止に関する情報」
  • 厚生労働省「健やか親子21」
  • 日本小児科学会「子どもの事故予防に関する提言」
  • 東京消防庁「乳幼児の救急事故防止」