
以前、2026年の麻しん(はしか)の流行について記事を書きました。
その時点でも感染者数は急増しており、「これは他人事ではないな」と感じていました。
我が家にも小さな子どもがいます。
だからこそ、その後の状況が気になり、改めて最新の情報を調べてみました。
すると、感染者数はさらに増加していました。
そして調べていく中で、赤ちゃんがいる家庭だからこそ気になることも見えてきました。
麻しんの感染者数はその後どうなった?
国立健康危機管理研究機構(JIHS)の公表データによると、2026年の麻しん報告数は急増しています。
- 2024年:45例
- 2025年:265例
- 2026年2月12日時点:32例
- 2026年3月11日時点:100例
- 2026年4月8日時点:236例
- 2026年4月中旬:299例
- 2026年5月20日時点:498例
2025年の年間報告数が265例だったことを考えると、2026年は5月の時点でその約2倍近くに達しています。
「少し流行している」というレベルではなく、実際に患者数が増えていることが数字からも分かります。
実は患者の中心は赤ちゃんだけではない
麻しんというと、子どもの病気というイメージを持っていました。
しかし2026年4月時点の報告では、患者の年齢中央値は27歳。
つまり、感染しているのは子どもだけではありません。
20代〜40代の大人も多く含まれています。
赤ちゃん自身が外出先で感染するだけでなく、
- 通勤電車
- 職場
- 出張先
- 商業施設
などで親が感染し、家庭へ持ち込む可能性もあるということです。
赤ちゃんはいつワクチンを打てるの?
今回調べていて、改めて気になったのがワクチン接種時期です。
麻しんを含むMRワクチンの定期接種は、
- 第1期:1歳
- 第2期:小学校入学前の1年間
となっています。
つまり、生後6か月や7か月の赤ちゃんは、まだ定期接種を受けられません。
我が家の子どももまさにその時期。
だからこそ気になってしまいます。
1歳未満で感染するとどうなる?
麻しんは「高熱と発疹が出る病気」というイメージがありますが、それだけではありません。
合併症として、
- 肺炎
- 中耳炎
- 気管支炎
- 脳炎
などがあります。
特に乳児は重症化しやすいとされています。
さらに、まれではありますが、数年後にSSPE(亜急性硬化性全脳炎)という重い神経疾患を発症することもあります。
もちろん過度に怖がる必要はありません。
ただ、「昔の病気だから大丈夫」とも言えない病気なのだと感じました。
生後6か月以降は特に気になる時期
赤ちゃんは生まれた直後から無防備なわけではありません。
母親から受け継いだ抗体があります。
しかし、その抗体は徐々に減少していきます。
一般的には、
- 生後6か月頃から低下
- 生後9〜12か月頃にはかなり減少
すると考えられています。
つまり、
「母親からの抗体は減ってきた」
でも、
「まだワクチンは打てない」
という期間が存在します。
我が家のように生後半年を過ぎた赤ちゃんがいる家庭では、少し気になるポイントかもしれません。
最近、電車で感じること
感染症について調べていると、普段の景色も少し変わって見えます。
最近は電車でマスクをしている人もかなり減りました。
暑くなってきましたし、それ自体は仕方ないと思います。
私自身も、常にマスクをするべきだとは思っていません。
ただ、目の前で何度も咳やくしゃみをしている人を見ると、
「その時だけでもマスクをしてくれたらな」
と思うことがあります。
もちろん花粉症かもしれませんし、感染症とは限りません。
それでも、小さな子どもを育てる親になってからは、
自分が感染することよりも、
家に持ち帰ることの方が怖くなりました。
親になる前にはなかった感覚です。
結局できることは限られている
流行状況を調べれば調べるほど、
感染症対策に完璧はない
と感じます。
だからこそ、
- 親の接種歴を確認する
- 手洗いを続ける
- 体調不良時は無理をしない
- 流行状況を知っておく
そんな基本的なことを積み重ねるしかありません。
他人を変えることはできません。
でも、自分や家族のためにできることはあります。
まとめ
2026年の麻しん患者数は、5月20日時点で498例に達しています。
2025年の年間報告数を大きく上回り、流行が続いている状況です。
そして今回調べていて改めて感じたのは、
麻しんは「子どもだけの病気」ではないということ。
大人も感染し、家庭へ持ち込む可能性があります。
特に、まだワクチンを接種できない1歳未満の赤ちゃんがいる家庭では、親世代の免疫や接種歴を確認することも大切な対策のひとつだと思います。
我が家も引き続き情報を追いながら、できる対策を続けていこうと思います。
前回の記事では、麻しんの感染力や赤ちゃんへのリスク、親世代のワクチン事情、そして家庭でできる具体的な対策についてまとめました。
今回はその続編として、その後の感染者数の推移や、改めて調べて分かったこと、親として感じたことをまとめています。
まだ読んでいない方は、ぜひ前回の記事もあわせてご覧ください。
参考資料
・国立健康危機管理研究機構(JIHS)
「Measles, Epidemiological week 1-20, 2026 (as at 20 May 2026)」
・国立健康危機管理研究機構(JIHS)
「Measles, Epidemiological week 1-14, 2026 (as at April 8, 2026)」
・国立健康危機管理研究機構(JIHS)
「Measles, Epidemiological week 1-10, 2026 (as at March 11, 2026)」
・厚生労働省 麻しん(はしか)について