
ふと目が覚めると、我が子が起きている。
うつ伏せで完全に頭が上がっている。薄暗い部屋の中でも、それだけははっきり分かる。
起きている。
しかもヘルメットが外れているし。
急いでヘルメットを再装着し、そのまま寝返り防止も兼ねて添い寝を開始。
ところが、まったく寝る気配がない。
いつもならわりとすぐに再入眠するのだけれど、この日は様子が違った。
そしてなぜかパパも起床。
後で聞いたら、朝になったと思っていたらしい。
少しぐずり始めたので、ここは潔くミルクタイム。
ついでにおむつも交換。
すると今度は、壁に映った自分の影に興味津々。
じーっと見つめたかと思えば、突然ずりばいを開始。
「おっ?」
今まで見た中で、一番それらしい動きかもしれない。
ほんの少しではあるけれど、ちゃんと前に進めている。
成長を感じる瞬間だった。
しかし問題は、深夜2時だということ。
本人はすっかり活動モードで、寝る気配はまるでなし。
仕方なく抱っこ紐を装備し、寝かしつけをすることにした。
結局、あの大覚醒は何だったのだろう。
夜泣きというわけでもなく、大泣きするわけでもなく。
ただ静かに目を覚まし、一人で世界を観察していた我が子。
赤ちゃんって、本当に不思議だなと思った深夜の出来事だった。