
わが子の離乳食が始まって、まだ間もない日々。
あの「はじめてのひとくち」は、今でもはっきり思い出せます。
スプーンをそっと口元へ運んでも、反応はほとんどなし。
口に入れても、どうしていいのかわからない様子で、ただじっとしているだけでした。
「これでいいのかな?」
そんな不安を感じながらも、できるだけ焦らず、静かに見守ることにしました。
少しずつ見えてきた変化
それから1~2週経過。
本当にわずかですが、変化が現れ始めました。
スプーンを近づけると——
ほんの少しだけ、口を開けてくれたのです。
たったそれだけのこと。
でも、親にとっては大きな一歩。
昨日できなかったことが、今日できるようになる。
その瞬間に立ち会えることの嬉しさは、言葉にできません。
まだまだ練習中、それでも確かな成長
もちろん、まだ上手に飲み込めるわけではありません。
・舌の動きはぎこちない
・口に入れても出てきてしまう
・タイミングもバラバラ
それでも、**「口を開けてくれる」**という変化は、とても大きな成長です。
できないことではなく、
できるようになったことに目を向ける。
それだけで、わが子の頑張りがしっかり見えてきます。
こぼしても、それすら愛おしい
離乳食の時間は、決してきれいごとだけではありません。
・口の周りはベタベタ
・服も汚れる
・ときには床まで大惨事
正直、片付けはちょっと大変です。
でも不思議なことに——
その「こぼす姿」さえも、かわいいと思えてしまう。
一生懸命食べようとする小さな姿。
思い通りにいかず、首をかしげる仕草。
どれも今しか見られない、大切な瞬間です。
表情が増えていく楽しさ
最近は、食べているときの表情も豊かになってきました。
・びっくりした顔
・考えているような顔
・ちょっと困った顔
最初はほとんど無表情だったのに、
今ではしっかり「反応」を見せてくれます。
「今、どんな気持ちなんだろう?」
そんなふうに想像する時間も、親としての楽しみのひとつです。
離乳食は「食べる練習」
改めて感じるのは、
離乳食は**“食べる練習”そのもの**だということ。
赤ちゃんにとってはすべてが初めて。
・口を開ける
・食べ物を受け入れる
・舌を動かす
・飲み込む
この一つひとつを、時間をかけて覚えていきます。
だからこそ——
うまくいかない日があってもいい。
食べない日があってもいい。
「今日はそんな日」
それくらいの気持ちで向き合うようにしています。
親にとっても特別な時間
離乳食の時間は、子どもだけでなく、
親にとっても大切なひとときです。
成長をすぐそばで感じながら、
同じ時間をゆっくり共有できる。
忙しい毎日の中で、
この時間だけは少しゆるやかに流れている気がします。
今しかない、この瞬間を大切に
これから先、食べられるものは増え、
食べ方もどんどん上手になっていくでしょう。
だからこそ——
今のこの「ぎこちなさ」や「初めての連続」を、
大切にしていきたいと思います。
今日も、小さなスプーンを手に取る。
うまくいっても、いかなくても大丈夫。
その一口一口が、ちゃんと未来につながっているから。
そして今日もきっと、
“ちょっとした成長”に出会えるはずです。