
今日の夕飯は、久しぶりに唐揚げを作った。
唐揚げといえば、日本の食卓でも外食でも定番のメニュー。お弁当屋さんの定番メニューだし、居酒屋での人気おつまみでもある。でも、外で食べると意外と「ちょこっと」で終わってしまう。お店の定食なら4〜5個程度が一般的。満足するにはちょっと物足りない、でもそれ以上頼むとなんだか罪悪感がある…。そんな微妙な距離感のメニューでもある。
でも今日は違う。なんとなく、「ガッツリ食べたい!」という気分が勝った。好きなだけ揚げて、好きなように食べる。そんな夜があってもいいじゃないかと、鶏もも肉を買ってきて準備開始。
唐揚げは自由だ
唐揚げって、作る前の下ごしらえが楽しい。醤油、酒、にんにく、生姜。味のベースは決まっているけれど、その日の気分で砂糖を少し入れたり、ごま油で風味を加えたり。鶏もも肉にしっかり味をしみ込ませて、片栗粉をまとわせて揚げるだけ。
ただそれだけのはずなのに、どうしてこんなに気分が高まるのだろう。
揚げ物をするという時点で、もうごちそう感があるし、揚げている間の音と香りでお腹はどんどん空いてくる。ジューッという音、立ちのぼる香ばしい匂い。キッチンがどんどん「唐揚げの世界」になっていく。
家で作るからこそ、好きなだけ
揚げたてを口に入れた瞬間、カリッという音がして、続けて肉汁がじゅわっと広がる。唐揚げって、どうしてこんなに幸せな味がするんだろう。
今日は控えめとか、カロリーがとか、そういうのは気にしない。とことん食べたいだけ食べる。家で作ればコスパは抜群だし、何より「もう一個食べたい」を遠慮しなくていい。
しかも家なら味変し放題だ。
レモンも、マヨネーズも、そして…
最初はそのままでしっかり味わう。次は、レモンをキュッと絞って、さっぱりといただく。油のこってり感がスッと軽くなって、次のひとつがまた進む。
マヨネーズも唐揚げと相性抜群だ。こってりの上にこってりを重ねる背徳感。だけど、これがたまらない。七味を少し振れば、ピリッと大人の味に早変わり。
さらに今日は、柚子胡椒もちょっと試してみた。これもまたアリ。ピリリと鼻に抜ける香りが、唐揚げを新しい次元に連れて行く。
「たまには好きなものを思いっきり」も、大事な食事
日々の生活はどうしても「バランス」とか「健康」とか、そんな言葉に縛られがちだ。食事も「野菜足りてるかな」とか「揚げ物は週に一回まで」とか、ルールを設けることが多い。
でも、たまにはそんな枠を外して、ただ「好きなものを好きなだけ食べる」っていう日があってもいいと思う。
むしろ、そういう日があるからこそ、普段の食事にも納得できるし、メリハリがつく。食べることを楽しむ感覚を忘れたくない。
食後の満足感は、空腹だけじゃない
お腹いっぱいになってソファに座ると、なんとも言えない満足感がじわじわとやってくる。これは、単に唐揚げで満たされたというだけじゃない気がする。
自分で作って、自分のために揚げて、自分の好きなように食べた。誰に遠慮することもなく、ただ食を楽しむ。それが心の満足にもつながっているんだと思う。
「唐揚げを作っただけ」じゃない
今日の出来事は、たったそれだけ。夕飯に唐揚げを作った。それだけの話。でも、自分にとってはとても大切なひとときだった。
料理って、ただ食べるためだけの作業じゃない。自分の気持ちや状態を映す鏡でもある。今日はきっと、心が「好きなものを食べていいよ」と言っていたんだと思う。
明日からまたいつもの日常が始まる。でも今日は、唐揚げを思うがままに頬張った記憶と、満たされた気持ちをお土産にして眠ろう。