
正月も気づけば過ぎ、日常がゆっくりと戻り始めた今日この頃。とはいえ、この時期になるとどうしても目に入ってしまうのが、毎年恒例の箱根駅伝だ。がっつりテレビの前に陣取るわけでもなく、家事をしながら、子どもをあやしながら、なんとなく横目で眺める。そんな距離感が、今の自分にはちょうどいい。
今年の箱根駅伝も、やはり話題の中心は青山学院大学だったようだ。序盤は決してトップを独走していたわけではなく、むしろ中盤までは後方にいる時間帯もあった。それでも後半になるにつれ、少しずつ、しかし確実に順位を上げていき、最後は逆転で往路優勝。特に5区の山登り区間では圧巻の走りを見せ、結果的に青山学院の強さが際立つ形となった。
「やっぱり青山は強いなぁ」
正直なところ、戦術や区間配置を細かく語れるほどの知識はない。ただ、最後にはきっちり勝ち切る。その姿を見て、素人ながらも「強いチームってこういうものなんだな」と素直に感じた。毎年見ているはずなのに、毎年驚かされる。箱根駅伝というのは、やはり不思議な魅力がある。
そんなランナーたちの一生懸命な姿を見ていると、自然と頭に浮かんでくるのが、我が子のことだ。
「この子にも、何かしら運動をしてほしいな」
別に箱根を目指してほしいわけでも、大会で勝ってほしいわけでもない。ただ、体を動かすことに対して苦手意識を持たず、元気に育ってほしい。そんな、どこにでもある親心が、じわっと湧いてきた。
そこでふと疑問に思った。
実際のところ、子どもが運動をすることで、どんな良いことがあるのだろうか。
感覚的には「体に良さそう」だし、「元気になりそう」なのは分かる。
でも、ちゃんと調べてみると、そこには思っていた以上に具体的で、はっきりした効果が示されていた。
調べた内容を、難しい話を抜きにして、できるだけシンプルにまとめると、以下のようになる。
子どもが運動することで期待できる主な効果
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心臓や肺の働きが強くなる
定期的な運動は、心肺機能を高め、基礎的な体力づくりにつながる。 -
筋力や持久力が向上する
走る・跳ぶ・投げるといった動きは、全身の筋肉や体の使い方を自然に鍛える。 -
体重や体型の管理に役立つ
身体活動はエネルギー消費を促し、過度な体重増加の予防につながる。 -
集中力や注意力に良い影響がある
運動は脳の働きにも関係し、学習時の集中力向上が期待されている。 -
気分の安定やストレス軽減につながる
体を動かすことで気分転換になり、心理的な健康にも良い影響がある。 -
社会性や協調性が育ちやすい
友達と体を動かす経験を通して、ルールを守ることや協力する力が身につく。
こうして並べてみると、運動の効果は「体力がつく」だけにとどまらず、心や生活習慣、人との関わり方にまで影響していることが分かる。運動とは、思っていた以上に総合的なものなのだ。
この結果を踏まえて、あらためて思った。
やっぱり、我が子には運動をして、健康で元気にいてほしい。
特別な才能はいらない。速く走れなくてもいいし、ボールが遠くまで飛ばなくてもいい。ただ、スキップができなかったり、ボールを上手に投げられなかったりして、「自分は運動ができない」と早い段階で思い込んでしまうようなことには、できればなってほしくない。これはもう、完全に親の勝手な願いだ。
運動が得意かどうかよりも、体を動かすことに対して前向きでいられるかどうか。その差は、きっと後々まで影響する。友達との遊び、学校生活、そして大人になってからの健康。すべてが少しずつ、つながっていく気がする。
箱根駅伝でタスキをつなぐランナーたちの姿は、そんなことを静かに教えてくれているようだった。
全力で走ること、続けること、諦めないこと。
そこまで大げさな話ではなくても、まずは外に出て体を動かす。そんな小さな一歩を、我が子と一緒に踏み出していけたらいい。
正月明けの穏やかな午後。
テレビの向こうのランナーと、目の前で笑う我が子を見ながら、そんなことを考えていた。





先日、何気なく街を歩いていたときのことだ。